賃貸物件のリフォームで空室対策!基本の考え方や費用相場を解説!
マンションやアパートなどの賃貸経営をされている方のなかには、空室がつづき、その対策として「そろそろリフォームを!」と考えている方もいらっしゃるでしょう。
今回は、空室対策としてリフォームをおこなう際の基本的な考え方と、かかる費用の相場について解説します。
物件のリフォームを検討されている賃貸オーナーの方は、ぜひ参考にしてください。
リフォームで賃貸の空室対策!基本的な考え方とは?
賃貸物件を探されている多くの方は、「なるべく新しく、きれいな部屋」を求める傾向にあります。
そこで、その要望に応えるべく効果を発揮するのがリフォームです。
近年、リフォーム技術が進歩したことで内装や設備の「再生」が可能となり、新築するよりも低い予算で物件価値を高められるようになりました。
その時期については、一概に築〇年以上とはいえませんが、外壁にひび割れや色褪せ、カビや錆が目立つようであれば、検討すべきタイミングとみてよいでしょう。
また、外壁に使用されている塗料の種類によっても耐用年数が異なるため、その目安を把握しておくことも大切です。
さらに、予算を決める際は、かかる費用だけではなく、その費用に対してどれだけの効果が得られるか(費用対効果)も重要になります。
低コストを意識するあまり必要なものまで削ってしまうと、かえって空室期間が長引いたり、あるいは建物の損傷が進んでしまったり、さらなるダメージを受けることになりかねません。
「その費用で物件の魅力をどれくらい維持できるか」という視点で考えることがポイントです。
リフォームで賃貸の空室対策!かかる費用相場とは?
空室対策としてリフォームをおこなう場合、主に必要となるのが、床や壁などの内装・水回り・外観・間取り変更といった4箇所です。
それぞれの費用相場は下記のとおりです。
内装
●床(フローリング)の貼り換え…1畳あたり2万円~6万円
●壁のクロス貼り換え…1㎡あたり750円~1,500円
●畳をフローリングに貼り換え…10万円~35万円(6畳~8畳)
水回り
●システムキッチンへの交換…50万円~100万円
●食洗器取り付け…10万円~25万円
●ユニットバスへの交換…40万円~150万円
●浴室乾燥機の設置…10万円~25万円
●和式トイレから洋式トイレへの変更…15万円~50万円
外観
●外観全体のリフォーム…200万円~600万円(物件の規模による)
間取り変更
●間仕切り壁の設置…1箇所あたり8万円~25万円
●間仕切り壁の撤去…1箇所あたり3万円~8万円
●ドアの増設…1枚あたり6万円~25万円