ハイツやアパートなど木造建築の下の階へ生活音は大丈夫なの?
今回は、賃貸住宅のハイツやアパートといった木造や軽量鉄骨造の構造の場合、お隣や下の階の住人さんへの生活音の心配についてお答えします。
ハイツやアパートは一般的に遮音性が低い傾向があります。
遮音等級については
ブログ こちらをご覧ください。
鉄筋コンクリート造のマンションと比べて建築コストが比較的低いので、同じ立地・地域のマンションに比べると家賃や管理費が抑えられていることが魅力とされます。
とは言え、ハイツ・アパートでも音の問題は気になります。
今回の細谷不動産のリフォームは、
少しでも音の問題を解消しつつ、改装していく過程をご覧ください。
今回は間取りを 3DK → 2LDKに 変更します。
床のフローリング、間仕切り、建具を取り壊します。
床の傾斜を測ります。緑色のレーザーで各部屋を確認。
経年変化により、多少の傾斜が出てきますので、今回は床を作る際にフラットになるように工事します。
今回もこの遮音材を使います。
音の衝撃を和らげます。
これを床に敷き詰めます。
先ほどの遮音材の上に敷くボードです。
こんな感じですね。
これ全部使います。
この板も敷き詰めます。
こんな感じです。
下地に遮音材を置いて、ボードを置いて、さらに板を敷き詰めます。
少し間を空けているのは、足で床を踏んだ時に床同士が擦れてきしむ音がしないようにするためです。
こんな感じ。最後に、この上にフロアタイルを敷き詰めます。
工事は続く…
これから建具等入れていきます
クロス張替えは最後に。
はい、完成です!
東からの柔らかな光と、床とキッチン、建具の色合いがマッチして落ち着いた空間になりました。
リビングとダイニングのほどよく仕切られており、家具を設置しやすくなりました。
床は、オークで。
ベージュ系とダークブラウン系の中間の色合いで、濃すぎず薄すぎない絶妙なバランスで家具などのインテリアを引き立ててくれます。
これで、
音の心配はほどんどなくなったと思います。
中古の木造住宅でも床の構造自体を張り替えることで、賃貸住宅のニーズに答えることができます。
ちなみに今回リフォームしたお部屋は、改装途中にもかかわらず、入居のお申込をいただきました。
完成したお部屋を見ていただくのが楽しみです。
細谷不動産