終活におけるエンディングノートは不動産相続にも活用することが可能!
近年、自分の状況や資産について整理するための終活と併せたエンディングノートに注目が集まっています。
ですが、エンディングノートとは、どのようなものか知っていますか。
今回は、不動産相続におけるエンディングノートのメリットや書き方にフォーカスします。
ぜひ、今後の参考にしてみてくださいね。
不動産相続における終活のエンディングノートとは?メリットもチェック
そもそも終活で注目されるエンディングノートとは、自分に何かあったときに備えて、身辺状況を細かく記載したノートのこと。
内容に明確な定めはなく、どのような形式でも自由に記載できるのが特徴です。
終活におけるエンディングノートのメリットは、下記のとおり。
●家族が対応に困らない
身辺状況を細かく記載しているため、家族が保険などの各種手続きや相続において対応に困らないメリットがあります。
特に不動産相続などの分けるのが難しい遺産について、本人の希望を正しく伝えられるでしょう。
ただし、遺言書と異なり、エンディングノートに法的な効力はないので注意が必要です。
●現在の経済状況が正しく把握できる
情報を整理しながら記載していくと、現状を正しく把握できます。
今後の生活を考えるきっかけにもなるでしょう。
●家族に気持ちを伝えられる
形見分けについてなど、家族にメッセージを残して、気持ちを伝えることも可能です。
終活のエンディングノートの書き方は?不動産相続について組み込もう!
続いて、終活のエンディングノートの書き方についてご説明します。
不動産相続についても、情報に盛り込んでおきましょう。
まず、ノートはどのようなものでもOK。
すべて自分で作成するのが大変だと感じたら、必要な項目のそろったノートを本屋などで購入するのも一つの方法です。
エンディングノートへの記載事項は、
生年月日・血液型・家系図・本籍地・学歴や職歴(自分史)・各種保険番号・マイナンバー・預貯金・不動産・有価証券・各種会員パスワード・医療や介護の方法・葬儀やお墓の形態・相続の希望(遺言書があるなら保管場所)
などがあげられます。
年金手帳や保険証券のように、上記の情報に付随するものがある場合には、それらの保管場所も記載しておくと安心です。
また、遺産については、借金も含めて正直に伝えましょう。
エンディングノートは、内容を自由に書き換えて構いません。
現状で不明確な事項は、あとで追加しましょう。
個人情報が詰まっているので、取り扱いに気をつけてくださいね。